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それは、少女の抵抗だったのかもしれない
屈強な少年はそれをねじ伏せた
無敵の少女は屈し、世界を去った
そんな、お話
『Thinking』
/about snow
白く曇ったガラスの向こうに少年はいた
外を眺め、周りを見渡し、頭を抱える
季節はずれの雪が降っている
ここのところ、同じような一日な気がする
みんなの記憶も僕とはずれてる
ひょっとすると、僕がおかしいのかもしれない
頭を打って、夢を見てるのかもしれない
・・・どうしたらいいんだろう
誰が答えを知ってるの?
雪は、その小さな問いかけさえも無音に変えた
世界は灰色の雪で終わりを告げた
/about 唯湖
終わる、永遠の一日が
繰り返される、一瞬の一学期が
少年はこの世界の秘密にたどり着けなかったようだ
電子ピアノの蓋をそっと閉じる
少しの間目を閉じ、思いを馳せる
リトルバスターズのメンバー一人一人の顔が浮かぶ
みんな暖かかった
ルール違反をしてまで作った一日はすぐに崩壊した
壁の見えない隙間から灰色の雪が降ってきて、部屋を埋める
『そこまでのことをして、お前は何を望んだ?』
窓から見える遠くの景色はもう、真っ白になっていた
『理樹はたどり着けなかった、それが真実だ』
近くの景色も少しずつ白くなり、放送室だけが取り残された
『理樹のいなくなった世界で何をしたい?』
「あぁ、なんなのだろうな」
その呟きさえもかき消されたようで怖くなる
『誰もお前を責めたりなんかしない。だから、こんなことせずに戻って来い』
それはなんとなくわかる。想像して苦笑した
だけどイスから離れることはできなくて・・・
冷たい感覚をそっと噛みしめた
『もう、いいな』
その言葉と共に世界は繰り返された
あとがき
ども、研修生です
頭を無理回転させて捻り出した超短編
姉御badEDを書いてみたいなぁ。なんて思いながら綴りました
世界の小ささ、独りよがりの結末、孤独
等のワードを意識しました
如何でしょうか?コメントいただけたら幸いです
・・・恭介のシリアス風のものを作ってみたいなぁ
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二次創作がメインで、現在一次創作は停止気味です。
暇なとき、「のんびりしていこう」という場所がここであればとても嬉しいです。
最近の衝撃:
寝言「魔貫光殺砲」
…そうですか、緑の人ですか。
注意:
ルールとかとやかく言うのは嫌ですが、一応と。
他の作家の皆様も何人か迷惑しているそうなのでこちらも。
まぁ、最低限の常識は守ってください。ということです。
文書の無断使用・転載はなさらないよう御願い致します。